小春日和とマルチ

年末年始の寒波も一段落し、今日の日中は
春の気候でした。
ところで、森の菜園は大分変わった畑なのですが、その1つとしてビニールマルチがないことがあります。
ビニールマルチは、保湿や保温、雨除けに効果があります。そのため収穫量が倍増して重宝されます。雑草をとる手間も断然少なく、いいとこばかりのビニールマルチなので、自然栽培農家さんでも使っている方が多いです。
しかし、ちょっと負の側面もあります(^^;)

1つ。農家の方は誰でも知っていますが、ビニールマルチは、暑さ等で時間とともに劣化し、何本も張れば、収穫時期に回収するまでに、細かいビニールの欠片まで破けるものが出てきます。10年以上使われてない畑から分解されないビニールマルチの破片が見つかった時には、改めて実感しました。

もう1つ。微生物で分解するビニールマルチを使うという方法がありますが、食べ比べると、マルチがけ野菜の味は薄いように感じます。理由は想像ですが、土中の好気性の微生物がマルチの熱で減少するから?自然の有機物が土に入らなくなるから?いずれにしても、食べ比べした結果、味に深みがなくなるかなー(>_<)と勝手に思うことが多く、ビニールマルチは張っていません。

そんなこんなで、収穫量を犠牲にし、雑草をとる手間をかけて楽しんでます。(^^;)